あれから古泉はますますしつこくなっている。ハルヒたちがいようといまいと所構わず引っ付きたがるようになり、更に…まあ、なんていうんだ、セックスもしつこい。ついでにどんどんレベルアップして来ている気がする。
俺はひとつひとつの出来事を振り返ってみることにした。忌々しいが、古泉をなだめる方法が見つかるかも知れん。ここは恥を偲んで思い出してやろうではないか。
さて、俺と古泉が最後までいってから二週間ほどは頻度もやり方も普通だった。体位こそ変われど、まあまだ普通と言える範囲だっただろう。
問題はその後だ。古泉は「もうそろそろキョンくんも慣れたでしょうから、次の段階へ行っても良いですよね」なんて言い出したのである。あれで終わりじゃないなんて嘘だろ、おい。
勿論俺は冗談じゃない!といったのだが、それで聞くような古泉ではない。いつものことだがな。
そして古泉が言い出したのは、コスプレ、だった。問題はコスプレじゃない。いやコスプレだって問題なのだが、一番の問題はコスプレの格好のことである。
候補その一、メイドプレイ。
候補その二、学校の制服かっこ女かっこ閉じる。
候補その三、古泉のシャツ一枚。
まて、最後のはコスプレで良いのか!?という俺の突っ込みは「いやぁ、男のロマンですよねぇ」なんていう古泉の言葉で無視された。俺もホントなら彼女とかにそんな格好させて喜ぶ側だったはずなんだがな!
選んで下さい、といわれて選んだのはもちろん三番だったがな。一番マシだろ、どう考えても。…なんて思った俺が浅はかだった。
俺が答えた途端いそいそと古泉は俺の服を脱がせる。…お前ホント脱がすの好きだな。
「程々に着たままの方がもっと好きですよ、煽情的で」
なお悪い。そして俺にそんな趣味も嗜好もない。…今さら気が付いたがコスプレって着ててなんぼだよな、なるほど。
まあそんなことを考えているうちに俺は全裸にされ、
「万歳してくださいね」
ご機嫌な笑顔で言われ渋々従うが、俺は三歳児かよ。
ばさりと先ほどまで古泉が着ていたシャツを被せられると同時に、ふわりと嗅ぎなれた匂いがした。うわ、古泉の匂いだ。
思わず顔が赤くなって行くのを自覚した。爽やかな、けれどほんのり甘い匂い。いったいこの匂いの元はなんなんだと思うことがある。使ってるシャンプーの匂いでも、洗剤の匂いでもない。俺からはこんな匂いはしないからな。
俺は慌てて古泉に背を向けるが、後ろから引き寄せられ、耳に唇が寄せられた。
「どうしたんですか」
「っ…」
吐息で囁くように言われ、無自覚で体が震えた。ねっとりと耳を舐められ、はっ…、と短く息を吐く。
古泉に開発されたに近い体は、もしかしたら俺より古泉の方が知っているんじゃないかと言うほど古泉の愛撫に反応してしまう。シャツをたくし上げるようにしながら侵入して来た手は、ゆるゆると胸の突起を弄ぶ。こそばいような、もどかしいような愛撫に俺はほんの少し身をよじる。
「ん、ぁ…」
「ふふ、…興奮してますか?」
うるさい、誰の所為だと思ってるんだ!脱ぎたてのシャツなんか寄越すからだろ!…なんて言い訳したところでこいつが喜ぶだけなのは目に見えている。大体それはお前もだろ。ブツを俺の腰に押し付けるな馬鹿。
「おや、これは失敬。ですが僕のシャツだけを羽織っている、という姿があまりにも艶めかしかったので」
さらっと言ってしまえる辺り、医者に行った方がいいんじゃないかと思う。古泉らしいといえば古泉らしいが、悪く言えば欲望に忠実、ということだろうな、うん。
「ですがほら…あなたのココも、もう勃ってますよ」
服を押しあてるようにしてそこを確かめられれば、服の上に小さな水滴が出来た。仕方ないだろ、生理現象だ。ついでに言えば俺がこうなるようにしていったのもお前だろうが!
そのままゆるゆると上下に扱かれれば、否応無しに吐息がもれる。くっそ、お前わざとやってないか?
「何をですか?」
「っ…じら、すな…って言って、るん、ぁ…は…っ…だよ…、っ」
「でも、好きですよね、焦らされるのも」
お前が好きなだけだろうがこのド変態! 思っても口にはしないがな。まあ好きか嫌いかで言え嫌いではない。好きでもないが。
「まあ、僕もあまり待てそうにないですしね」
臀部にひやりとした感覚を感じる。出来る限り下半身の力を抜き、古泉の指を受け入れる。ぬるりとしたローションの感触と、入り込む指。何度ヤってもこの瞬間は息を詰めそうになってしまう。息を吐かないと力が入って辛いのは自分なんだがな。慣れたいものでもない気がするが。
「ふ…は、ぁ…」
古泉もそれをわかっているのか、俺をなだめるかのように首や頬にキスを落とす。俺が息を吐くのに合わせて古泉は指を奥へと進めていく為、あまり負担は無い。少し慣れた所でゆっくりと中を解かれていく。この作業というか行為がまたもどかしいくらいに丁重で、やっぱり焦らされてるんじゃないかと思うときもあるが、俺も痛いのはゴメンだからな。
三本目の指が入る頃にはすっかりそこは柔らかくなっていて、受け入れる準備万端と言っても良いくらいだ。
「…そろそろ、いいですか?」
毎回思うが、聞くな。いや、何も言わずに突っ込まれても困るんだが、返事に困る。とりあえず頷いておく。
腰を抱え上げられ古泉の上に乗るような形で落とされる。それも、割と勢い良く。
「うぁっ、や、あ、あ、ぁあっ」
ひゅっ、と喉が鳴る音がした。 今、マジで息が詰まったぞおい。
「っ…すみません」
生理的な涙を浮かべたまま古泉を睨むと、へらりと笑って謝罪して来た。お前な、充分解したから大丈夫だったけどな、
「あなたが、悪いんですよ」
「っ…は?」
「そんな顔、ずるいです」
どんな顔していると言うんだ、俺が。…まあ多少いつもより顔が赤い自覚はある。ええい、元を正せばお前のせいだ、お前の!
古泉の服を着て、古泉の匂いがすぐ傍にあって、、、って、どんな乙女思考してんだよ俺は!そんな中身してなかっただろうが!
しかし反論するはずの俺の口からは喘ぎ声しか出て来なかった。断りも無く古泉が動いたからだ。
「う、ぁ、ぁあ…っ…ひ、ぁ…ぅ、ぁあっ」
自分の脚で立てないせいか、いつもより繋がりが深い。つまりそれだけダイレクトに抉られる訳で。
「ひ、は…っ…こ…い、ずみぃ…っ…ま、て…って、ぁ、ああっ」
「っ…待てません…」
容赦なく古泉は俺を揺さぶり、その度に抉るように前立腺が刺激される。ヤバい、イく。
「ひぁ、ぁあ、く、ぁああ…っ」
「っ…!」
俺は達すると同時に強く古泉を締めたらしく、つられるようにして古泉がナカに白濁としたものを吐き出した。
「っは…」
いくらなんでも早過ぎるだろ、ヤバくないか俺ら。なんて思いながら体を起こそうとしたのだが。
「ひっ…!? い、ぁああっ」
イったばかりでまだ敏感な体がまた揺すられた。強過ぎる感覚にまた涙が浮かぶ。
「こい、ずみ…っ、おま…っ…何考えてんだよ!」
「何って、ナニを」
そんな台詞はいらん!と突っ込む間もなくまた奥を抉られたため、俺は情けない嬌声を上げるしか無い。
「や、ぁあぅ…っ、あ、ほっ…!」
「だって勿体ないじゃないですか。折角まだ時間はあるんですし。一回中に出したらあと何回だしても一緒ですし」
ちょっとまて何だその原理は!
「あ、ご安心を。ちゃんとあとで処理しますから」
そう言う問題でもない!しかしそんな突っ込みはやはり以下略。
「折角だから何回イけるか試してみますか?」
いらん、そんなもん試さんでも良い!一人でやってろ!俺を巻き込むな!殺す気か!
だが俺のそんな主張が通じる訳もなく、今日もまた俺は古泉に流されていくのだった。誰かこいつを止めろ!
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